「ピースウォークは、ヨーロッパからエルサレム/アル・クッズへ向かう15か月間の共同巡礼です。1時間でも、1日でも、1週間でも、あるいは数か月でもご参加ください。
世界最長の平和の道 “エルサレムの道(Jerusalem Way)” をともに歩きましょう。」

この欧州各地からの巡礼は、2月1日にスペイン・フィニステレですでに始まりました。

前回お伝えした、4月25日にアムステルダムからスタートしたピースウォーク・オランダメインルート。ドイツ国境を目指し、「希望の火」が灯るランタンを手に、参加しました。

九州の約1.1倍という小さな国オランダ。その端から端、ドイツ国境まではおよそ1週間の道のりです。この旅で最初に直面したのは、風景ではなく「身体の限界」でした。しかし、希望の火は前進していきます。どうやって。。。?

では一緒に、その歩みを辿っていきましょう!

まずはオランダの地図

Day 1:アムステルダムーアブカウデ(19km)

前編とちょっと重なりますが、歴史のある建物の立ち並ぶアムステルダム旧市街からスタート!

クールなショートビデオはこちら Peacewalk: The Start in Amsterdam

しばらく進むと、風景は一気にオランダらしい平坦な景色へと変わっていきます。菜の花やマスタードの花の黄色が快晴の空の下ひときわ輝いて見えます。

歩く人々の間に自然と会話が生まれ、思いがけない出会いが次々と起こっていきます。

スタートイベントでは、参加者全員が「希望の火」をマイキャンドルに灯しました。そのランタンを持って歩いていると、多くの人が声をかけてくれます。どうぞ持ってというと「なんと光栄な!いいんですか?!」といいながら、運んでくれます。

写真2のワムユさんはケニア出身の、国際平和機関PAXクリスティの代表です。オランダ訪問を一週間ずらしてわざわざ初日に間に合わせて下さいました。

19㎞の現実

ところで皆さん、1日19km歩くって、慣れていないと結構大変だって、ご存じでしたか?3月に同じ行程を歩いた時、実は翌日股関節が動きませんでした(笑)がすぐに回復。事前演習済みということで自信満々での参加だった今日、意外な誤算が・・・。

それは、ランタン、ろうそく等の希望の火キット、4日分の衣服を詰めたリュックサックは、前回とは比較にならない程重かったのです!

重みが足の指にじわじわとかかってきて、つ、ツライ。。。

かなりきつくなってきたので、やく12キロ歩いたところで、ダウベントレヒト駅の前で休憩。他の巡礼者らしき人達も座っています。前篇で出てきた、ボーディTV編集者のローラさんです。「祈りを込めて下さいますか?」そう声をかけると快く応じてくれました。希望の火を見つめ、暫し沈黙の祈りの後、彼女は静かに言いました。

「私の最も深い願いは、私たちがみなつながっていると感じられることです。人間だけでなく、世界のすべての生きとし生けるものが。 」

“My deepest wish is that we can feel that we are all connected.Everything is connected. ”

ビデオ出来ました![Link]

後日書いてくださった記事はこちら

再出発と壁

休憩を終え、再び歩き出します。体は少し軽くなったものの、数キロ進んだところで足の指に強い痛みが出てとうとう思うように歩けなくまりました。夕方までの到着は絶望的。

「1時間でも、1日でも、ご自由に参加」というピースウオークの謳い文句は伊達ではありません。ルート上には、途中で電車やバスに切り替えられる地点も用意されています。

これを自分が、それも初日に利用することになろうとは思いもよりませんでした(涙)。

火を託す

ここで私は決断し、「希望の火」を一緒に歩いてきたハンツさんとフランクさんに託し、ゴールのアブカウデ・カトリック教会で再会する約束をして別れました。ちょっと情けないやら、手を離れていく希望の火にワクワクするやら、初めての経験でした。

最寄り駅までなんとか歩きそこから電車。ハプニングの連続のあと、ようやく到着したアブカウデの教会には、祭壇に「希望の火」が静かに安置されていました。

火は前進!

今まででは考えられない状態ですが、同時に「メンバーが最後まで目を光らせなくても、人から人の手に大切に渡され続け、希望の火が前進している!」という事実に、なんとも新時代を感じました。

 

夜、マリアさんの家で 

宿泊先はマリアさん宅。心厚いおもてなしです。彼女は禅をされていて、居間には仏像が。 そこに希望の火をともして頂き今日の行程は無事終了!

予想外の電車でのゴール。そして明日は、何と27km。歩ききれるのか?!

足の痛みは引きましたが、足の指たちが紫色。。。

「もう先のことは考えず、寝る!!!」(笑)

中篇(2)に続く。。。