ガライベントで希望の火に祈り

非暴力のためのシーズン、キックオフウィークエンドののメインイベントは、土曜日の夜のガラ。

ジョエル・キング牧師(MLキング牧師の甥)、グレゴリー・フォスター(キング牧師夫人の甥)とトウシャ・ガンジー(マハトマ・ガンジーの曾孫)3氏を迎えての講演とパネルデスカッションが中心のプログラムです。

希望の火は、ステージの中央に据えられ、この夕べをさらに力強く、光輝くものにしています。

館長によるオープニングスピーチとインドの伝統舞踊の後、キング牧師とガンジーのスピーチが会場に流れました。

当時をしのばせるレトロなレコートプレーヤーの隣に静かに煌めく希望の火。

彼らのスピーチ(祈り)が希望の火に込められた、としかいえないような感動的な瞬間でした❣

「この火が 私たちの道を照らしますように」

希望の火の紹介は、なんと博物館がこの機会に特別に創ってくれた詩「希望の火」の朗読で始まります。                                                                  長いので最後の2小節だけご紹介します。

希望の火

 

「非暴力シーズン」は ひとつの聖なる誓い

共感が世界をつつみ 心は平安を見出す

永遠に燃え続ける 希望の火の輝きとともに

愛の遺産 彼らの足跡を私たちは歩む

 

この火が 私たちの道を照らしますように

すべての人が導かれる 非暴力の道を

その暖かさが人々を鼓舞し その光が永遠に輝き続けますように

この火は 純粋な叡智に導かれた 愛の道標 

(写真:詩を読むスコット・キング・センター所長のクイーン女史。脇には人々の平和への願いがこもった「平和の樹」)

続いて北米・ユーロチームが希望の火を紹介。小さなアンバサダー、マレンちゃんが希望の火を掲げつつ、トウシャ・ガンジー、ジョエル・キング牧師両氏が希望の火に祈りを込めて頂きました。

このあと、会場を埋め尽くした200人の参加者に、世界への祈りを、沈黙のうちに希望の火に送って頂きました!

 

講演、パネルディスカッションとプログラムが続きますが、希望の火は度々話にのぼり、

そのたびに皆の眼がステージの中央の火へいきます。

希望の火はまるで宇宙大霊そのままのように、静かにましまして、温かくも強い愛で私達全てを力づけてくれているかのようでした。

ガラの最後を締めくくるのはゴスペルミュージック。最高にクールな音楽がはじけ、人類の希望と、喜びを歌うメッセージに、希望の火も大変楽しみ、また微笑んでいるかのようでした。。。

希望の火の 一つ一つの煌めきが 新たな誓い 

共感が 世界を一変する

(詩「希望の火」より)

 他者への愛を基本とした非暴力による社会変革の理想は、利他と慈悲による人類の融合を目的とする希望の火と同じと言えます。だから国際平和博物館のチームが希望の火に深く共感していただけたのは有難くも自然な成り行き、と言えるかもしれません。

しかし、プログラムの中にかくも大きな役割を頂いたことは、私達チームとして少々びっくりするくらい大きなプレゼントでした。「希望の火に会えた!有難う!」という喜びが文字通り彼らのこころから湧き出ていました。 

(写真上:国際平和博物館スタッフ、ガンジー、キング、フォスター各氏と希望の火のメンバー) 

なぜこれほど? 私はその答えを深く探ってみずにはいられませんでした。

その喜びと感謝の奥に、分断の痛みの自覚と、皆が等しく愛で結ばれた良き世界を創りたいという強い願いを感じます。

「彼ら二人のの成し遂げたことを、ただ「伝える」のでなく、もっと人類を前進させ、新しい時代を創っていかなければならない。世界はまだまだ痛みと悲しみに満ちている。 でも、具体的に、どうしたらいいのか?

じっと耳を澄ますと、そんな心の叫びが聞こえてくるようでした。政治的独立や法律改正の為のデモは過去のことです。

 

希望の火は、彼らの、人類の願いを実現する方法を具体的に示しているからではないか、と思い当たりました。

希望の火の活動は、どれをとっても、具体的な利他心の表現にほかなりません。                                                                       また、こころが世界を変えるという真実に、体感で目覚め、それを実践していくことが出来る!

良きものを与えたいと望むこころは、形にされなければ、だたの絵に描いた餅です。                                                               希望の火は、利他の心を持ちながらも、表現の形が分からず探していた人々が、長い間待ち焦がれていたものに違いない。 そのような人々が、希望の火を発見する時代が到来した!そう確信しました。

スタッフの方々は無私の精神で全体のために自己を捧げる喜びを肌で知っている人々でした。また彼らの周りに、同じ心を持った人々が続々と集まっています。複数の大学を通して若い世代との繋がりのすそ野も大きい。

 (写真:希望の火ワークショップ、ガライベントには大学生も沢山参加)

過去と未来、人びとを繋ぎ未来を創る、力強い道標としての希望の火。                        そのエッセンスを十二分に理解して頂けたことは、大きな手ごたえでした。

このキックオフに招待して頂いたこと、心から感謝いたします。                           また国際平和博物館の活動が、ますます発展していかれますように祈ります。

暖かいハグとともに、あっという間の週末に過ぎた週末の別れの言葉は

「来年、来るよね?! 今から待ちきれないよ!」

「非暴力シーズン」はガンジー暗殺の日、4月7日まで続きます。FBのページをLikeしてフォローしましょう!

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「貴方が他者にできる

最大の贈りものは、

無条件の愛を注ぐこと、

そしてあるがままに相手を受け入れることです。」

玉本 三和(たまもと みわ)

希望の火国際委員会 オランダ及び欧州担当

 

1995年に渡仏、シュタイナー教育と人智学の芸術治療を

学ぶ。1999年からオランダ在住、

2012年にタオ指圧に出会う。