“2019年秋に希望の火に込めたローマ教皇の祈りのメッセージを、ダライ・ラマ法王に届けよう!”
このミッションのため、希望の火国際委員会は、インドに旅立ちました。それは、ブッダガヤ(釈尊が悟りを開いた地)で、2022年12月29日〜31日に行われる、特別な行事に参加するためでした。
現在、ご高齢になられたダライ・ラマ法王に個人謁見することは、果たして可能なのか?
チベット法王庁とやり取りして下さった、東京のダライ・ラマ代表部の方にも、それは不明でした。
現地に行った私たちも、前日までは、わかりませんでした。
しかし、30日の朝、チベット法王庁の特別な配慮の元、『希望の火』が、ダライ・ラマ法王の机に置かれました。
そしてダライ・ラマ法王は、 約6万5千人の参列者の前で、『希望の火』を祝福し、次のように述べられました。
「今、広島原爆の残り火が含まれる『希望の火』が届けられました。
私は広島にも行ったことがあります。そこで原爆が落とされ、多くの人が亡くなり、どれだけの希望が失われたかを思い、とても悲しくなりました。
そして、世界から核兵器がなくなればどんなにいいかと思い、そのために祈ることにしました。今現在も、戦争は続いており、武器や爆弾などが使用されています。
皆さん、この聖なる地で、この『希望の火』と共に、世界のために祈りましょう。」
そしてダライ・ラマ法王は、大勢のラマたちによってにチベット仏教のマントラが唱えられる中、約6万5千人の参列者と共に祈りを込められました。
……こうして、キリスト教の象徴的存在であるフランシスコ教皇の祈りと、仏教の象徴的存在であるダライ・ラマ法王の祈りが融合したのです。
この瞬間、私たちは、分断の一途を辿る世界に、平和と融合の光を観たように感じました。
《ライブストリーミングの録画へのリンク》
https://www.dalailama.com/live
(Day2の18:00ちょうどから希望の火国際委員会のメンバーがダライ・ラマ法王に謁見し、法話の冒頭の23:39から『希望の火』についてお話されています。)
《写真提供 》
Tenzin Choejor
Alice Kerschbaume (アリス・ケルシュバウム)
希望の火国際委員・オーストリア
医師、タオ療法臨床家。NPOアースキャラバンのパレスチナ支援や、バチカンでのローマ教皇謁見にも帯同。
2019の希望の火日本ツアーをはじめ、現在も世界各地に『希望の火』を広め続けています。
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