杉戸町に灯った “希望の火”
8月19日(火)から31日(日)まで、埼玉県杉戸町のカルスタすぎとにて、NPOアースキャラバン所有のパレスチナの写真の展示と、23日(土)には、映画上映、講演、ライブもあるイベントが開催され、希望の火バンド・Aminadabu(アミナダブ)と、アースキャラバンのメンバー総勢10人ほどで、参加しました。
国際交流協会の宇佐見さんから初めてご連絡をいただいたのは、2024年9月のことでした。
毎年開催している平和イベントに、次年度はアースキャラバンのパレスチナ写真パネルを展示したいとのことでした。
2024年度はウクライナ、2025年度はパレスチナ(特にガザ)をテーマにされるとのことでした。
担当の宇佐見さんとは何度もメールでのやりとりを重ね、5月に現地で打ち合わせもしました。
とても親しみやすい人柄で、同席の中里さんも丁寧で誠実な方で、とても安心しました。
杉戸町は、田園地帯が広がる長閑(のどか)なところ。国際交流協会も歴史があります。
町をあげてのイベントにワクワクしながら話は盛り上がり、当初は展示と講演のみの予定でしたが、ライブやチャリティ施術、ボードゲーム「ニンジャ・ホープ」体験会なども加わり、企画はより充実した内容に発展しました。


パレスチナと杉戸町を結ぶ
そして迎えた当日、写真展の展示前に「希望の火」も灯され、窪田裕之町長の挨拶から始まり、映画上映、喨及さんの講演、アミナダブのライブと続きました。
講演前にはダイジェスト版を流すはずが、本編が流れるというちょっとしたトラブルもありましたが、講演の内容を変更したり、みんな臨機応変に対応し、乗り越えることができました。
講演の最後にはZoomでパレスチナやイスラエルの活動家の方ともつなぎ、現在、そして未来に向かう “空氣” を、杉戸町の皆様にも感じていただけたと思います。
(↓写真は、窪田 裕之杉戸町長さんと喨及さん)

観た人がますます幸福に、もっと幸運になるライブを!
アミナダブのライブでは、来場者もコーラスや手拍子で参加してくださり、一体感を感じられるライブでした。
最後には、アースキャラバンのテーマソング『SHARE!』のメロディーで、「Be free Palestine, Palestine be free~」と、会場中で合唱しました。
参加者の方からの感想を一つ載せさせていただきます。
■映画の中で語られた『安全は、平和は心がつくる』という言葉が強く胸に響きました。また、コンサートでは 「We are lucky」、「I’m Joyful, you are Joyful」 といった前向きな言葉と幻想的な音楽に心が引き込まれ、平和や希望を“感じる”ひとときを過ごすことができました。
このような時間を共有できたことに感謝しています。参加できて本当に良かったです。

「平和は心の中に」
チャリティー施術やボードゲーム「ニンジャ・ホープ」など、杉戸町のみなさんと楽しい1日を過ごすことができました。
高校生や地域のボランティアも協力されていて、町全体が一体となった盛大な催しとなりました。杉戸町のみなさんからの温かい歓迎に触れ、パレスチナを思い出す場面もありました。
平和は人々の心の中にある――そのことを改めて感じた一日でした。
国際交流協会の皆様、ボランティアの皆様、来場者の皆様、本当にありがとうございました。
写真展開催中に来場された多くの方々が記入されたアンケートが、主催者の方より届けられました。改めて、その声をご紹介させていただきます。
パレスチナと杉戸町を結ぶ
令和7年度 平和イベント・企画展
「ガザに希望の火を灯す」
【来場者アンケート】自由記述
●主催者は長い期間で大変でしょうが、これからも平和のために是非続けてください。
杉戸町の平和企画展は担当者の尽力により毎年非常に質が高いものだと思います。もっと幅広く多くの人に見て(参加して)もらいたいところ。
声掛けをしていく余地がありますね。今年は杉戸高校の生徒さんがお手伝いしてくれてよかった。当日だけでなく、パネル展示、ビデオ視聴があって一人でも多く触れてもらえて良いと思います。
●写真展見られてよかったです。身近な場所でこういう企画をしていただきありがとうございます。
●一日も早くガザに平和の日が戻りますように。
●こんな悲しい事を早く終わらせてほしい。何かできる事はないか日々感心を寄せている。
●とても刺激になりました。「知る」ことから改めて思いました。多角的な内容で楽しめました。感激です。
●初めての経験でしたので感動しました。平和を訴えることは永遠に続けられる大事なことだと思います。どこの国でも・・・・。
●疑問に思ったことが理解できました。世界平和は大変大切なことだと思いました。
①今回、杉戸町が「パレスチナ・ガザ」を取りあげたことは、とても良かったです。
イスラエルは、パレスチナ・ガザへの攻撃を早く止めるべきです。日本政府は、パレス チナを国家として認めるべきです。
②杉戸高校生が、参加して、とても良かったと思いました。もっと沢山の高校生に参加 してほしかった。
来年も、参加してほしい。また、スタッフとしてやってほしい。
平和のバトンを渡していなければなりません。
③次の平和イベントの提案
杉戸町役場には、慰霊塔があります。杉戸町でも、戦争で亡くなった方がいます。杉戸町の戦争犠牲者、または残された家族のお話しを聞くのが良いと思います。
まだ、話せる方が生きている間に。
●映画の中で語られた『安全は、平和は心がつくる』という言葉が強く胸に響きました。
また、コンサートでは We are lucky、I’m Joyful, you are Joyful といった前向きな言葉と幻想的な音楽に心が引き込まれ、平和や希望を“感じる”ひとときを過ごすことができました。
このような時間を共有できたことに感謝しています。参加できて本当に良かったです。
●知ること・知らせる事はとても大切だと思いました。
●地道にこういう企画をされていて感謝します。
●見ているだけで涙が出てしまう写真ばかりでした。この事をもっと多くの人たちにも見ていただけたらと思います。
●ガザの人が一日でも早く幸せに暮らせますように。そしてガザの人の町が栄えますように
●戦争は現代に通ずる大きな課題です。戦前回帰の風潮の中、戦争は止めさせねばなりません。参考になりました。
●過酷な環境の中でも必死にいきようとする方々の未来が垣間見られる写真が沢山あり、勇気をもらいました。一日も早く戦争が終わりますように。
●幸せな世界が早く来ますように。
●テレビ・ラジオは紹介される時間が短いですが写真はくわしく良くわかりました。
●同じ地球の一角でこんな悲惨な思いをしているのに憤りを感じます。純真無垢な子供たちを見ると心が痛みます。こういう撮影をして残してたくさんの人に知ってほしいです。
●パレスチナ、ガザについてより深く知りたいと思いました。
●自分たちが今、当たり前のように生きれている事、何不自由なく生きれていることに感謝しようと思った。人は何を求めて生きるか、何で笑顔になるか、自分が生きれた今日に感謝・親に感謝。
●解説文字が小さく少なく感じました。知人のパレスチナ人の兄はイスラエル兵に後ろから銃で頭を打たれて亡くなりました。子供たちを残し、どれだけ無念だったか。もっともっとパレスチナのいまを伝えてほしいです。
●戦争のやる意味などない。二度とやらないでほしい。戦争に幸せなどない。
●ガザ地区のみなさんが可哀想なところから頑張っている感じが良かったです。ガザ地区皆さん頑張ってくださいね!
●80年前、日本各地でもこのような人々がたくさんいたのかな?と思います。平和な国で暮らしている人のほうが少ないのでは・・・と思いました。
かつては親パレスチナだった我が国は、政治家が積極的に和平への提言すべきです。
●大切なことは報道はしないのは日本も同じ。アメリカ・トランプ、その他みんな金をもらっているからパレスチナ(イスラエル?)から金をもらっているから戦争を止めろと言えない。本当の報道をしない世の中だから、本当の報道を日本も世界もしない。金のために動いているから。争いは終わらない。戦争もその通り。
●一刻も早いふつうの生活を願っています。
●一般報道に乗らない現地写真報道が多数有り何かできることがあればあればと!
日々思ってはいるのですが77歳の年金生活、わずかなカンパしか出来ません。
●パレスチナの子供たちが大変な状況でも楽しく遊ぼうとしているのが印象的だった。
この子達が大きくなる頃には憎しみの連鎖が断ち切られていることを願う。
●戦争は絶対にダメです。
杉戸町のみなさん、たくさんのご感想をいただきありがとうございました!
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