弘法大師空海が、806年に100日間求聞持修法を営んだ時に護摩焚きした残り火から採火され、以来1200年以上燃え続けている霊火、「消えずの火」があります。
この霊火を灯しているのは、広島県宮島の真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山大聖院。 大聖院は宮島にある寺院の中で最も歴史が古く、厳島神社の別当寺として祭祀を司ってきたお寺です。
9月14日、弥山頂上の霊火堂に灯る「消えずの火」が「希望の火」と合わせられることになり、アースキャラバン一行は、宮島に向かいました。
当日は日差しが強すぎるくらいの好天でした。 セレモニーは本堂の前で行われました。アースキャラバンは、まず異なる宗教が同じメロディーで祈る「希望の火声明」を奉納しました。
そして、一方から「消えずの火」、もう一方から「希望の火」を、ステージ中央の大きな蝋燭に同時に灯し、二つの火が融合されました。
その後、大聖院の吉田正裕座主から「希望の火」に祈りを込めていただきました。観光客を含め、その場にいる人々も、お焼香とともに祈りを込めました。
吉田座主はスピーチで、
「世界の平和の象徴としてこの火(「消えずの火」が合祀された「希望の火」)を見ていただいて、多くの方に世界平和を願ってほしい」 とのメッセージを発信されました。
アースキャラバン側からは、「空海の霊火が加わった新しい「希望の火」と共に、世界の平和と幸福に向かって、一歩一歩歩み続けます。」という返礼のご挨拶を差し上げて、セレモニーは終了しました。
大聖院(https://daisho-in.com/)
広島テレビのニュース映像(https://youtu.be/xXIxig2X5HE)
馬場 山往(ばんば・さんの)
希望の火国際委員・日本
NPO法人アースキャラバン・イベント担当部長
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