希望の火アンバサダー 東北
岩渕如妙(みみぃ)

 

ア―スキャラバンは、2015年から2018年まで、毎年夏に
中東(パレスチナ、イスラエル)へ、原爆の残り火とともに、
巡礼の旅をしました。

私は、2015年、2017年、2018年にこのツアーに参加したのですが、
そこで、さまざまな体験をしました。

そして、イスラエルの占領に苦しむパレスチナの人たちの現状に、
何度も言葉を失いました。

イスラエルによって埋め立てられた井戸の、早朝からの復旧作業

イスラエルによって埋め立てられた井戸の、早朝からの復旧作業

ベツレヘムフェスティバルでパレスチナの 人たちにタオ指圧を施術

ベツレヘムフェスティバルでパレスチナの人たちにタオ指圧を施術

私がエルサレムからベツレヘム(イエス・キリスト生誕の地)に
入った時の第一印象は、
「あぁ〜落ち着く! ホッとする!!」でした。

自分でもちょっとびっくり。
でも、印象は何度行っても変わりませんでした。

そのわけは、「人」にありました。
とにかくパレスチナのひとは、優しく、親切、そして明るいのです!

彼らが置かれている状況を考えると、ほんとうに、すごいなぁと、、、。

たとえ外国人であっても、チェックポイントではイスラエル軍の検問があったり、
パレスチナ支援をしていることがバレれば、再入国が禁止される可能性があるため、
普段は緊張感のなか支援活動をします。

そんな中、パレスチナ政府によって自治されているベツレヘムで過ごすオフタイムは
格別なものがあります。

ある日、一緒に行ったメンバーが、
「近くに美味しいフレッシュジュースを飲ませる店を発見したよ!」

「そりゃー行かずばなるまい」と出かけました。

本当に近くでラッキーだったねと話しながらドアを開けて入ると、
なんと、私の目に飛び込んできたのは、ジュースのミキサーではなく、
ビールのサーバーだったのです。

「えっ、まさか、生ビールがあるの???」

仲間のことも忘れて、店員さんに聞いていました。
「最高の生ビールがありますよ〜!」
イケメンさんが爽やかな笑顔で。

やられた〜!

もちろん私は、ビールを頂きました。もう一人のビール好きと一緒に。
困ったことに、お世辞無しで美味しいビールだったのです。

占領下のパレスチナでは、水でさえイスラエル側に持っていかれたり、
自分たちの畑にいくのも大変な状況です。

「こんな状況下のパレスチナで、こんなビールに出会えるとは、
思いもしなかった!」
ちょっとオーバーに聞こえるかもしれませんが、
ビール好きのあなたはきっとわかってくれるはず。
そして私は、このビールと、爽やかイケメンさん目当てに、
暇を無理やり見つけては、通うはめになったのでありました。

パレスチナでの幸せを感じるひと時でした。

ベツレヘムの夜景

ベツレヘムの夜景

アースキャラバン2017事業報告書
https://www.earthcaravan.jp/ec2017/pdf/ec2017_report_l.pdf

アースキャラバン2018事業報告書
https://www.earthcaravan.jp/ec2018/pdf/ec2018_report_l.pdf

*****

アースキャラバンは、
現在もパレスチナ支援を継続しています。

*****