3月10日、
私たちは「命の行進」として、
小高山同慶寺から浪江の海へと歩きました。
この行進は、
日本山妙法寺の呼びかけにより行われ、
東日本大震災で亡くなられた方々の
魂を鎮める祈りの道でもあります。
手には「希望の火」。
それは、祈りをつなぐ。
朝、同慶寺にて手を合わせ、
静かに一歩を踏み出しました。
なんと、当日は朝から雪になりました。
日本山妙法寺の佐藤上人が「希望の火は、先頭に!」
とお声がけをいただき、先頭を歩きました。
日本山妙法寺 佐藤上人
慰霊碑の前に立つと、
言葉にならない想いが胸に広がります。
この地に生きていた人々の時間、
そして、今も続くいのちの流れ。
そのすべてに触れるように、
私たちは祈りを火に託しました。
22キロの道のり。
雪が降り、
風が吹き、
ときに足が重くなります。
それでも歩き続けたのは、
この道が、
ただの移動ではなく、
いのちと向き合う時間だったからです。
希望の火は、ただ静かに
私たちとともに在り続けました。
やがて、浪江の海へ。
その先には、
福島第一原発が見える浜があります。
目には見えるものと、
見えないもの。
過去と、現在と、未来。
すべてが重なり合う場所で、
私たちは立ち止まりました。
海に、「南無妙法蓮華経」のお札を届ける!
波の音だけが響く中で、
それぞれの祈りを、
亡くなられた方々へ。
今を生きる方々へ。
そして、これから生まれてくるいのちへ。
手を合わせること。
声なき声に耳を澄ますこと。
ただそれだけの行為の中に、
深い静けさと、あたたかさがありました。
祈りは、
この世界にやさしく広がっていくものなのだと、
感じられた瞬間でした。
歩き終えたあと、
私たちの中に残っていたのは、
「いのちは、つながっている」
という、確かな感覚でした
「希望の火」とともに、
これからも歩いていきます。
祈りを、
日常へ。
未来へ。
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