希望の火一行と共に広島を訪れたトーシャ・ガンジー氏。市長に面会した後に講演し、その翌日は原爆資料館を訪問しました。

理事長、香川剛廣氏による説明を英語で聞きながら、食い入るような眼差しで展示物を見ていたトーシャさん。

私も「希望の火」を灯したランタンを手に、共に資料館を巡りました。

原爆が投下され、10万人以上の命が奪われた広島市。今もなお、後遺症に苦しみ、悲しい記憶を抱える人々がいます。

79年前の「原爆の残り火」は、人類のカルマと争いの象徴です。これをバチカンに運び、ローマ教皇によって吹き消して頂きました。

その後、「希望の火」が生まれました。過去の人類のネガティブなカルマを未来の希望に変えるために……。

『希望の火』自体は、何の火でもありません。しかし、「ルルドの火」などの聖なる火や、「ホロコーストの火」、キングJr.牧師、ガンディーなどの歴史的な火が合わさり、さらに人類が祈りを込めていくことで成り立っています。

『希望の火』を構成するそれぞれの火には、人類の歴史で犠牲となった人々の、明るい平和な未来への願いが込められています。

彼らは、二度と同じようなことが繰り返さない世界を願っています。

その後、トーシャさんは、平和公園の慰霊碑で献花し、祈りを捧げました。また、ガンジー像に献花し、新聞やテレビの取材を受けました。

原爆投下について質問された彼は、「原爆には、いかなる言い訳も通用しない」と語りました。取材された映像を御覧ください。