希望の火が灯る広島・本川地区原爆死没者慰霊祭!

79年前の8月6日、広島に投下された原爆。それは、十数万人の尊い命を一瞬で奪いました。その衝撃は、今も広島の街に残り、人々の心にも、深く刻まれています。

しかし、そんな悲劇の地でも「希望」は生まれ続けているのです。

今年も、広島平和記念日の前日に本川地区原爆死没者慰霊祭が行われました。

 

会場は、爆心地からわずか410メートルの本川小学校。鉄筋で造られたこの校舎は倒壊を免れ、今は平和資料館として当時の記憶を後世に伝えています。

あの日、この学校にいた400人の児童と10人の教職員は、原爆によって命を失いました。先生と生徒が学校で焼かれるという、想像を絶する悲劇が繰り広げられたのです。

今年の慰霊祭には、広島市長と長崎市長が揃って参加。共に犠牲者に哀悼の意を表し、小学4年生の児童や中学生、さらには地元の方々など、約450名が集まりました。

<希望の火について短いスピーチをしました>

司会を務めたのは、ベテランの田中八重子さん。彼女の落ち着いた進行により、祭壇に「希望の火」が灯され、参加者全員が平和への祈りを捧げました。