アメリカオハイオ州のデイトン国際平和博物館で

平和シーズン開幕

 

アメリカ、オハイオ州のデイトン市の、デイトン国際平和博物館 で今年初めて企画された「非暴力のためのシーズン」が幕を開けました。

非暴力・不服従による社会変革を実現した20世紀の偉大な伝説、ガンジーとキング牧師の精神に触れる「彼らの足跡を継ぐ」がテーマ。M. L. キング牧師が暗殺された1月30日からガンジー暗殺の日4月7日まで64日間続きます。

1月26日のウェルカムディナーは、トウシャ・ガンジー(マハトマ・ガンジーのひ孫、写真前右)と、ジョエル・キング牧師(M. L. キング牧師の甥、写真前左)、グレゴリー・キング(M.L.キング牧師夫人コレッタ・キングの甥)をメインゲスト迎え、他の招待者たちと和気あいあいと交歓しました。

彼ら3人と博物館のスタッフ他の感動的なスピーチは、招待者の気を上げ、心を一つにしました。

メッセージの中心を要約すると、

 「ガンジーとキング牧師の非暴力による社会変革の精神は混迷と暴力の支配する今こそ必要とされている。

それを絶やさず、強め、変革を推し進めるには、そして何より若い世代に伝えていくにはどうすべきか?

互いにコネクトし、行動し続けること。家族や仕事場といった個人レベルからコミュニティレベルへ。

世界中でこのような動きが広まり、365日が平和シーズンとならなければならない。

私達は変化を実現するポテンシャル受け継いでいる、共に前進あるのみ!」

写真下:トウシャ・ガンジー(マハトマ・ガンジーのひ孫)

続いて希望の火チームがスピーチのチャンスを頂き、新しい現実を創り出せるこころの力を強調しました。

「こころと身体には何が正しいのかを感じとれる能力が備わっており、

それに従えば平和を、自身のうちに、そして世界に実現することが出来る。

明日のワークショップではそれを体験して頂くことが出来ます!」  

(写真上:グレゴリー・キング(コレッタ・スコット・キングの従兄弟)

ガンジーとキング牧師の業績が映るスクリーンの上には

 ‘There is no them, there is only us.’  

(「彼ら」なんてない、あるのは「私達」だけだ)

 そうです、自他の区別なんて、本当は無いんです!

この「愛に基づいた自他不二の境涯」こそが、非暴力の核心です。

 平和シーズンは64日間続き、シーズン中は沢山のイベントや活動が提供されます。

その先駆けとなるのが、明日の「希望の火ワークショップ.」、

次のブログをお楽しみに!

https://peace.museum/

豊田 雄山(とよだ ゆざん)

希望の火国際委員会 カナダ及び北米担当

1986年カナダへ渡る

和田寺僧侶、タオ指圧指導員