塙町でゆっくり二泊、旅の疲れを落としたところで、一行は東京へ戻り、「HOPE80 JAPAN」第二章が始まりました。

平和への祈りを胸に、新たな “子孫たち” が集います。

 

記者会見 — 世界が見つめる新たな出会い

 

9月10日(水)、東京プレスセンターにて、今回の日本巡礼を紹介する記者会見が開かれました。

この日、新たな出会いがありました。

6月のヨーロッパ巡礼には出国できなかった、ユダヤ人収容所生還者の子孫、マガリ・ブロシュさんが合流。

トーシャ・ガンジーさん夫妻、東條英利さん、ジェニファー・テーゲさんと共に、笑顔で喜び合いました。

これで4人の“希望の継承者”がそろいました。

(トルーマン元米国大統領の孫 クリフトン・ダニエルさんは体調不良で東京は欠席、チャーチル元首相の孫 ルーシー・サンズさんは健康上の理由で不参加に。)

 

会場には約10社のメディアが来場。

4人はそれぞれのルーツと想いを語り、“過去から未来へと希望をつなぐ旅”の意義を力強く伝えました。

レセプション — 雨の夜に灯る、平和の乾杯

翌9月11日(木)、東京湾を望む「アジュール竹芝」で開かれたのは、

スポンサー・サポーターの皆様を招いたレセプションパーティー

あいにくの悪天候で交通が乱れる中、それでも約150人もの方々が集まりました。

戦後80年の節目に、この特別なメンバーが日本に集う――

会場には、そんな奇跡の瞬間を祝福する温かな空氣が満ちていました。

主催者であり「希望の火」創設者の遠藤喨及(りょうきゅう)氏が登壇し、各メンバーを紹介。

一人ひとりの言葉に、平和を願う真摯な想いが重なります。

乾杯の音頭のあと、会場のあちこちで笑顔と握手が広がり、国や宗教を越えた友情の輪が生まれました。

やがて話題は次の目的地――広島・長崎へ。

その夜、みんなの心はひとつになっていました。

靖国神社参拝 — 過去と未来をつなぐ祈り

そして9月12日(金)。

広島へ向かう前の午前、メンバー全員で靖国神社を訪れました。

英語が堪能な大塚宮司が、子孫たちに語ります。

「靖国とは“安らかな国”――日本だけでなく、世界中の戦争で亡くなった方々の御霊を祀る場所です。」

この言葉に、メンバーたちは静かに耳を傾けました。

過去を責めるでも、美化するでもなく、「人類としての学び」として受け止め、

二度と悲劇を繰り返さないために――。

それぞれが手を合わせながら、感謝と祈りを未来へ向けて捧げました。

その瞬間、国や歴史を越え、心が本当にひとつになるのを誰もが感じていました。

 

次の旅へ — 希望の火は平和都市・広島へ

東京での出会いと誓いを胸に、一行は次の目的地・広島へと向かいます。

“過去を見つめ、未来を灯す”——

HOPE80 JAPANの旅は、ここからが本番です。