東広島に引き続き、5月25日(日)は広島市内でイベントを行いました。
会場は、広島のライブハウス「club Conquest」。
オーナーのにっしん君は、バンド「Never Again」のメンバーとして、かつてアースキャラバン広島にも出演してくれた方です。
また、この日のトークでは、聞き手としてガイさんが参加してくださいました。
ガイさんは、アースキャラバン広島の開催地を紹介してくださったり、たくさんの人をつなげてくれたりと、以前から大きなご協力をいただいています。ご自身もバンド活動をされていて、毎年8月6日には、平和をテーマにしたZin(自主制作の小冊子)『To Future』を発行。災害支援活動にも取り組まれています。
オープニングライブでは、「酔屋ちどり」さんが演奏してくださり、独特の世界観と共に、平和への想いを感じることができました。
広島の方々は、平和への想いがとても深く、それぞれのかたちで行動を起こされていることに、あらためて心を動かされました。
トークでは、「希望の火」の原点がパレスチナにあることや、HOPE80に参加している子孫たちとの出会いなど、他ではなかなか聞けない話も共有されました。
ライブハウスならではの音響の良さもあり、心を込めて演奏できたのも印象的です。
観に来てくださった方の中には、「心が軽くなった」と感想を伝えてくださった方もいました。
また、HOPE80のプロジェクトとしても、9月に広島を再訪する予定です。
広島から、そして世界へ――平和のメッセージをこれからも発信していきます。
【トークの内容から、少しだけご紹介】
・喨及(りょうきゅう)さんが初めてパレスチナを訪れたのは2014年、ガザ空爆の最中。
ヨルダン川西岸地区で、ガザから避難してきた子どもと面会した際、その子にはすでに足がありませんでした。
「誰も爆撃されない世界をつくる」と決意し、翌2015年、原爆の残り火を携えて世界を巡る「アースキャラバン」が始まりました。
・2015年から2019年まで、毎年原爆の残り火をパレスチナに届け、国際メンバーと共に支援活動を実施。
現地では、破壊された道路や家屋の修復、日本紹介イベントの開催、またイスラエル人の平和活動家との交流も行われました。
・2019年には、パレスチナの少女をローマ教皇に引き合わせ、広島・長崎の悲劇を繰り返さないことを誓って、原爆の残り火を吹き消してもらいました。
その背後には、「この光景を見た世界中のキリスト教徒が、パレスチナ解放に向けて動き出してほしい」という深い願いもありました。
こうした歴史があって、現在の「希望の火」、そしてHOPE80の活動へとつながっています。
この話を知ったうえで、HOPE80のプロモーション映像を見ると、より深い感慨を覚えます。
ぜひ、もう一度ご覧になってみてください。

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