「ピースウォークは、ヨーロッパからエルサレム/アル・クッズへ向かう15か月間の共同巡礼です。1時間でも、1日でも、1週間でも、あるいは数か月でもご参加ください。
世界最長の平和の道 “エルサレムの道(Jerusalem Way)” をともに歩きましょう。」

この欧州各地からの巡礼は、2月1日にスペイン・フィニステレですでに始まりました。
そして第2番目がオランダルート。そのスタートイベントが、4月25日アムステルダム旧市街にあるドミニクス教会で開催されました。

Peacewalk: The Start in Amsterdam

17世紀から続く歴史ある教会には、平和を願い、その実現のために行動したいと願う約500人もの人々が集まり、会場は満員。

 

「希望の火」がピースウォークの参加者たちに温かく迎えられたことは、大きな喜びであり名誉でした。希望の火は、アラビア語による哀歌のあと、スーフィーダンサーのラウラ・ジブライールさんによって教会の中へもたらされました。

息をのむほど美しいスーフィーダンスが会場を深い祈りと精神性に満ちた空間へと変えていきました。

希望の火が紹介された後、イスラム教徒とユダヤ教徒の若者たちによって参加者全員へと分かち合われました。このグループは、10月7日のハマスの攻撃以後につくられ、人々を人種を超えて結びつける活動をしています。

 

教会は音楽で満たされ、Dona Nobis Pacem (主よ平和を与えたまえ)では、人々は希望の火を掲げながら、自然に立ち上がって歌い始めました。その場に満ちていた感情は、座ったままでいられないほど強いものだったのです。その光景に流れる涙を止めることは出来ませんでした。

現在の世界情勢の中で、多くの人々が深い無力感を抱えています。
だからこそ、「状況を変えるために何かをしたい」という願いもまた、強く存在しています。

ピースウォークは、そんな人々の心に深く響いています。
歩くこと。
人と出会うこと。
つながること。
そして、ともに平和を築く方法を学んでいくこと。

イベントの最後には、巡礼者たちにそれぞれの出発地点を象徴する巡礼杖が手渡されました。
希望の火オランダ大使は、ポーランドでのスタートイベントのための杖を受け取りました。希望の火はポーランドチームとともに現地でイベントを企画しています。

こうして、アムステルダムから、8,500kmにおよぶ行進が始まりました。

オランダルートは1週間、南下しつつ東へと向かう、ドイツ国境の町クラーネンブルクまでの道のりです。

人から人へと受け継がれていく、平和のリレー。

希望の火もまた、スタート直後から多くの人々の手によって運ばれていきます。

最初の一日の歩みの終わり近くで、ベトナムの僧侶ティチナハンの教えが人生の指標という、ローラさんが希望の火に祈りを込めてくれました。彼女は「ボーディTV」という仏教系のメディアの編集者です。

「私の最も深い願いは、私たちが皆つながっていることを感じられる世界になることです。」

――それはまるで、ドミニクス教会に集ったすべての人々の祈りを表しているかのようでした。